東洋哲理 8. 五術とは

命、卜、相に医、山(肉体的、および精神的な鍛錬)を加えて五術といいます。
五術は、中国では一般的ですが、日本では1967年頃台湾の張明澄(張耀文)が伝えたのが最初といわれています。
張明澄によれば、中国の五術は、記号類型化による経験則の集大成。科学とはいえないものの、霊感などのような反科学的な要素は含まないといいます。
五術に医が含まれるのは、記号類型によって成り立つ伝統医学だからです。
いわゆる占いには、命、卜、相があります。

1、命とは (気によって形づくられるもの)
生年月日を基にして占う。個人プログラムがわかる。
生まれつきの性質、体質、体力がわかる
四柱推命、算命学,西洋占星術、紫微斗数、カバラ 数秘術

2、相とは
相とは、象かたちです。形は、目に見えるもの。形は気から成り立っている。対象の姿や形を観て現在の人への影響や吉凶をみる占い。
現在の体力、体質、性質がわかる
人相、手相、足相、耳相、ホクロ占い
多くは、東洋医学の望診からきていることが多い。家相、墓相 ハリやカケ、九星気学によるもの、風水、印相(印鑑占い)

3、卜(ボク)
卜とは、本来占いという意味。
人が関わりあう事柄(事件)を占うもの。
卜によってあることを定めることを卜定(ぼくじょう)といいます。
周易、断易(五行易,鬼谷易)、花心易、奇問遁甲、六壬神課、タロット、ルーン占い、辻占い、おみくじ

4、仙道 (せんどう)
仙道とは、養生法のこと。大気、自然といかに順応して生きていくかという長寿法。
呼吸の仕方、歩き方、健康増進法

 

5、医
東洋医学では、により、その人の先天性、生まれつきの体力、体質、性質を知り、の望診により、現状の体力、体質、性質を知り、により、春夏秋冬,二十四時の自然の律動により、先天、後天の盛運の気がわかります。また発病の原因、経過、予後などを見通すことができます。により自然にあった生活がわかり、予防や病気の予後などの養生法健康増進法として必要とされます。